〔018〕須留ヶ峰 (1,054m)

兵庫県養父市

2007年06月02


兵庫100山に戻る

Road Map :国道312号線を生野峠を越えて立野から県道70号線から餅耕地への林道に入る。
Route Map:林道終点からベテランコース(臭い名前)を大杉山を経由して往復する。
'01年に宮本側から長い林道を歩いて登ったが、藤無山の後に続けて登ったのでしんどかったとの印象しか残っていない。餅耕地からの登山道はかなり良いと聞いていたので、兵庫50山再発見として登ってみる。
下山
  下山は滝見物を入れて1時間44分、トータル3時間55分で ”須留ヶ峰”を終える。
兵庫50山は全て1時間あれば登れると思っていたが、須留ヶ峰は無理っぽい。
ヤマビルにやられる
  車に帰り登山靴を脱ぐと靴下に血糊がべったりと付いていた。打った覚えも無いし痛みもまったくない。 ヤマビルにやられたのかも知れないがヤマビルの姿は無い。 昔、西表島で2匹のヤマビルに喰い付かれた時があったが、この時も痛みはまったく感じなかったのを覚えている。
餅耕地からの登山道は最高
  宮本側から登った時には林道歩きと崩壊した登山道で良い印象を持てなかったが、今回の歩きで印象は一変した。 ただ ”須留ヶ峰”が良いのではなく登山道が良かったの印象である。
標高差:640m
県道70号線から餅耕地へ林道を走ること2.5kmで林道終点となる。 林道は舗装されているが離合出来る巾は無い。6台程置ける駐車スペースがあるが、6台も置くとUターン出来ない感じ。 9時20分に出発する。
餅耕地から見た ”大杉山”
”須留ヶ峰”は隠れて見えていない。
登山口からは直ぐに橋を渡り沢沿いの気持ち良い道を歩いてゆく。
沢は小さな落ち込みが多くコケが綺麗に輝いている。 何度も丸木橋を
渡りながら歩き易い登山道は続く。 これをベテラン向きとかの訳の
判らないコースにしておくには勿体無い。
10分も歩けば ”大石”と表示された大岩の下に着く。 一寸一服と書かれているが一服するには早過ぎる。
左地図の拡大版、クリックで拡大します。 一般コースの林道を車で走ってみたいが、2ヶ所に通行止めと書かれていた。
22分で ”岩滝”と書かれた地点に着く。目の前に2本の滝があるが300Mの表示は何を意味するのか。 滝には下山時に寄ってみる。 この先で鹿避けネットを開けて通って行く。
沢から距離をおくようになるが、沢音を聞きながら気持ち
良い登山道を進む。 前方に ”大杉山”が姿を現した。
鹿避けネットを潜り登っていくと、眼下に滝が見えるが、
樹木が邪魔をして全容はほとんど見えなかった。
林道から少し斜度のきつい尾根道となる。
登山道の右側には鹿避けネットが張られている。
43分にて一般コースである林道に出会う。 林道を少し南に歩き、
180°Uターンして尾根道に入っていく。
表示の頂上とは大杉山を指している様で、それに気付いたハイカーは須留ヶ峰までの距離と時間を落書きしている。 様は ”大杉山”までで充分で ”須留ヶ峰”まで行く必要はないとのことだろう。
沢沿いの道も感じが良い道であったが、沢を離れてもミズナラ、ブナの茂る歩き易い気持ちの良い道が続く。 この辺りは若木ばかりで巨木は見当たらない。
”大杉山”手前も道幅が広く新緑が美しい道が続く。
展望があれば言うこと無しになるのだが・・・
展望の効かない登山道であるが、一箇所だけ餅耕地の集落が
見えるところがあった。 ここまで蒸し暑かったが尾根道に
入ると風が吹き抜け涼しくて気持ち良くなる。
1時間34分にて ”大杉山”(1,048m)に着く。
ここからの展望は北面が全て見えているが、今日も結構霞んでいた。
テーブルの上には大きな地図が貼り付けてあった。 いつもは山名同定をしないが、この地図があると同定したくはなる。(しなかったけど・・・)
山頂より宮本側からの林道を見る。
向こうの山並みには ”御祓山”が含まれている様だ。
今は真ん中から朽ちてしまっている ”大杉”
残った外皮から元気だった頃の大株が想像出来た。
”大杉山”から ”須留ヶ峰”への道もブナ、ミズナラに覆われた広い道で、展望はないが気分良く歩ける道であった。
前方に ”須留ヶ峰”が見えた。
下り登りを2回繰り返して ”須留ヶ峰”に至る。
2時間丁度で ”須留ヶ峰”の山頂に着く。 展望はまったく
無し。 標高差に囚われず兵庫100山は ”須留ヶ峰”ではなく
”大杉山”にすべきと思う。 山頂には誰も居らず昼飯を食って早々に下山する。
小さな小さなタツナミソウの花。
下山時に滝に寄ってみるが、”岩滝”が本当に300m先にあるのならこの滝に
阻まれて沢登りをしないと進めない。 この滝が ”岩滝”と思うのだが・・・
左の滝は簡単に滝壷まで行けたが、右の滝は少し沢登りの真似が必要だった。
コケでよく滑る登山靴に、沢靴の有り難味を痛感した。
湿地を好む ”ヒバカリ”が居た。
一般的にカラスヘビと呼ばれているやつか。
おとなしく飼い易いヘビらしい。 この時もカメラを目の前に持っていっても逃げなかった。
兵庫100山』 前回とは登山道を変えて登って見る。
するがみね